導入事例インタビュー

とにかく使ってみてください。
「VLabo」で、きっと
日本のバレーは変わります。

前全日本女子バレーボール代表監督/
ヴィクトリーナ姫路ゼネラルマネージャー眞鍋政義 監督

VLabo(ブラボー)は、全日本女子バレーボール代表、日本スポーツアナリスト協会、フェンリルの共同開発によって誕生したアプリです。
当初は、全日本女子バレーボール代表で使われることを目的に開発され、当時、全日本女子バレーボール代表の監督でいらした眞鍋さんには、2014年からお使いいただき、このアプリをより良くするためのさまざまなアイデアをいただいてきました。
そして、数々の試合で実際に使っていただく中で、眞鍋さんをはじめ、全日本女子バレーボール代表の選手、スタッフの皆様にも高く評価していただくことができました。

眞鍋さんは現在、出身地である姫路市のプロバレーボールチーム「ヴィクトリーナ姫路」のゼネラルマネージャーを務められています。今回、開発チームは VLabo の一般公開を機に姫路を訪ね、このアプリのすべてを知る眞鍋さんにお話を伺ってきました。

VLabo は第一線の現場でどのように使われているのか。どんな可能性を持っているのか。眞鍋さんの熱いメッセージをぜひ、ご一読ください!

いよいよ VLabo を一般公開できることになりました。

眞鍋 監督

おめでとうございます! VLabo は本当にすごいアプリなので、これを機にバレーボールをするすべての人に使ってもらいたいと思っています。

いきなり、嬉しいお言葉をありがとうございます! 眞鍋さんといえば、データを駆使する「IDバレー」の印象を持っている方が多いと思います。試合中にタブレット端末を持って指示を出されている姿が最初に知られるようになったのは、2010年の世界選手権のときでしたね。

眞鍋 監督

はい、そうですね。それまではベンチにパソコンが置いてあり、試合を見てはベンチに戻ってパソコンでデータを見る、というスタイルでした。それがタブレットを持つようになると、データが手元のタブレットに送られてくるのでベンチと行き来しなくてよくなった。本当に画期的でした。

でも、タブレットを導入するにあたっては、じつは全く別なきっかけがあったんです。ある試合のとき、パソコンでアタック決定率の数字を見て、「この選手は調子が悪くなってきたな」とメンバーチェンジしたんですが、その際ぼくがパソコンのデータを1行見間違えて、調子のよかった選手を替えてしまったんです。

そのことを後から知らされて「ああ、そろそろおれも、試合中は老眼鏡が必要かな……」などと思っていたところ、情報戦略班のアナリストが「タブレットなら字を大きくできますよ」って。それで使うようになったんです。つまりきっかけはぼくの老眼だったんですね(笑)。

当時まだタブレットを試合中に使うのは珍しかったこともあって、世間からは、「眞鍋=データ」と思われるようになりましたが、実際のぼくは、IT は苦手。超アナログ人間なんです(笑)。

眞鍋 監督

そうだったんですね! でもいまや、すっかりタブレットは眞鍋さんのトレードマークに。そして、VLabo を使っていただくようになりましたが、実際に導入されてみていかがでしたか?

眞鍋 監督

最初はじつは「操作が難しいんじゃないかな」とか「そんなに簡単に見たい映像が出てくるのかな」と半信半疑で、選手もみな「何これ?」って戸惑っていました。

でも、実際に使ってみると、操作が本当に簡単でみなすぐに慣れました。たとえば「木村、レフト、アタック、決定」って選ぶだけで、木村沙織がレフトにアタックを決めた映像だけが出てくるんです。びっくりでしたよ。

ぼくが選手だったころなんて、ビデオデッキの前に座って「はい、ストップ」「はい、再生」って10時間ぐらいかけて試合のビデオを編集する時代だったんですから……。このアプリ、本当に「ブラボー!」でしたよ(笑)。

どのような場面で役立っていると感じられますか。

眞鍋 監督

試合中であれば、たとえば、タイムアウト時にコーチ陣が VLabo で用意した映像をセッターに見せて「相手のブロックはこうなってるよ」と伝えたりします。その場で映像で確認できると選手もぱっと頭に入るので、次にすぐ活かせます。

また選手たちは、移動中や休みのときにもよくタブレットで VLabo を見ていました。自分の動きがどこでもさっと映像で確認できるので、失敗点もすぐに反省して考えられる。だから成長しますよね。自分が選手だったときに VLabo があったら、あと10年はプレーできた気がします。ぼくは41歳で現役を終えたから、51歳まで(笑)。いまの選手が羨ましいです。

50代での眞鍋さんのプレー、見たかったです(笑)。反対に、こういう機能があればもっといいのでは、というリクエストはありますか?

眞鍋 監督

いまの VLabo には、私たちスタッフや選手のあらゆる要望をすでに取り入れてもらっています。

だから不満な点は本当にないんです。それでもあえて一点挙げるとすれば、動画にメモを書き込めるような機能があればさらに便利になるかなと思います。ミーティングの時、直接言葉でいろいろと伝えますが、そうした言葉を映像と一緒に保存して共有できたら、いいですよね。

動画にメモを書き込める機能ですね、確かに便利そうです。もっと先の未来に VLabo がこんな風になっていたらなあ、というイメージもあれば教えてください。

眞鍋 監督

人間って、みな癖がありますよね。ぼくは昔からそれを見抜くのが得意なんです。ぼくは長年セッターとしてプレーしてきましたが、試合中に相手セッターの動きを見続けていると、その人の癖が分かり、次はどっちに上げるかがわかるようになるんです。

でもたまに何を考えているのか全くわからないセッターがいてそういうときは困ります。そのような相手に対して、VLabo が自動で癖を認識して次どこに上げるか教えてくれる、みたいなのができたらすごいですよね。

なるほど……。ハードルはとても高いですが、人工知能による画像認識が進むと、そんな時代も来るかもしれません。

眞鍋 監督

ぜひ今後はそこを目指してください! というのは、半分冗談ですが(笑)、いずれにしても、おそらく全世界のバレーボール関係者が、VLabo を見たら腰を抜かすと思いますよ。日本はこんなのを使っていたのか! と。

ヴィクトリーナ姫路® ヴィクトリーナ姫路

それほど評価してくださると、より多くのチームに早く使っていただきたいと感じます。VLabo の導入を考えている選手やアナリストにメッセージをお願いできますか?

眞鍋 監督

「とにかく、まずは使ってください!」
この一言に尽きますね。使ったらもう手放せませんから。

眞鍋さんに VLabo の営業マンになっていただいた気分です(笑)。

眞鍋 監督

いや、本当にそれが素直な気持ちなんです。お世辞じゃなくて。

しかし考えてみると、日本代表が世界の強豪と戦う上でこれだけ VLabo を活かせたのは、背が低いという不利な点をカバーするために、頭や情報を全力で駆使しなければならなかったからともいえます。

つまり、一般の方や高校生などが使う場合も、もしかすると、何か弱点があるチームこそ、VLabo をより生かせるのかもしれません。VLabo によって自らの弱点をしっかりと見つめ、それを克服する方法を考える。そして相手をじっくりと研究する。すると、力が大きく伸びる可能性があるからです。

とても励みになります。

眞鍋 監督

弱かったチームが VLabo を使うことで強くなれば、各地のリーグ内の力関係も変わります。すると日本のバレー界全体がググッと動き出して活性化し、結果として日本のバレーボールが強くなる。そして当然他国も VLabo で強くなるから、好循環で、日本はいっそう強くなる。

そう考えると、まさにバレーボール界は、 VLabo で変わりますね。これから本当にVLabo 時代になりますよ! でも日本のために、世界に公開するのはもう少し待った方がいいんじゃないですか?(笑)

褒められすぎで恐縮ですが……。とても嬉しく、大きな力をいただきました。これから、ますます良いアプリにできるように私たちもがんばります。眞鍋さん、本当にありがとうございました!

インタビュー実施日 2017.8.30

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